中村はりきゅう院の理念(全身を診る)

ストレス社会といわれる現代において、からだの不調の原因は複雑になってきています。ひとりひとり丁寧に診ることを大切にし、鍼治療で全身調整を行っていきます。

 

 

中村はりきゅう院初代院長挨拶 中村進吾(享年78歳)

「私は、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師の免許証を持っています。

その中で、何を目的に治療するのかを考えた時、さまざまな症状を訴える患者さんに対し、「健康にするには?」「病気を治すのには?」の疑問に、鍼治療が一番オールマイティに思え、私はこの道を極めようと考え、はり専門を掲げ開院しました。

 

全身の血行を良好にし、人間が本来持っている自然治癒力、免疫力を高め、一人一人を元気な体にする治療を目的に主要な穴を選び置鍼、そして、身体のバランスを整えて、その後、患者の言訴を聞き全身の中で機能の弱い場所を見つけ、施術し元気に働ける身体にしたいと思っています。

 

2000年から出口町へ移転し、以前から考えていた「バリアフリーの治療室」が実現でき、少しでも来院しやすい環境を心がけています。

 

「鍼は痛い」とか、「こわい」とか「よくわからない」というお話をよく耳にします。

 

しかし、いろいろな治療をして、その治療成果があがらず、最後のたのみのように鍼治療を受診される人が非常に多い印象を受けます。

 

これは、鍼治療を受けたことなくても鍼治療には効果がある(最後のたのみとして)と思っている人が多いからだと思います。

 

現在、病院内でも薬剤の使用に関しても見直しがされ始めていますが、私の経験的には薬剤を長期間服用されている人(正しい服用をしていない人)の方が治療効果があわられるのに時間を要します。

 

鍼治療は特定の部位に刺激を与えることにより、体全体の血流を良好にすることにより治療効果を期待することが出来ます。

 

薬剤の中にはその血流を少なくする作用を持つものが少なくありません。

 

長期間薬剤を服用することにより、慢性的に全身の血流が悪くなっている可能性があり、本来身体が持っている自然治癒力の活性化を阻害されてしまいます。

 

私が知っていただきたいと思うことは、先ほど述べたように自然治癒力を衰える前に一度鍼治療をためしてもらいたいということです。

 

少しでも体の調子がよくないと感じたら、鍼治療を受け、数回(状態によって個人差がありますが)治療をしてみてください。その上で改善が見られなかったとき、それから病院で検査を行い自分の体の状態をはっきり分かり、もし大きな病気が潜んでいても手遅れになることはありません。

 

つまり、病院→鍼治療ではなく、鍼治療→病院が理想なかたちです。

 

まず、早く手当てをして、病気にならない身体をつくり、健康な人生を送っていただくことを願っています。」