2022年10月28日に(公社)生体制御学会研究部情報評価班で実施された研究の論文が原著として『Journal of Integrative and Complementary Medicine(統合および補完医療ジャーナル)』に採用されました。
この論文は、私(院長)の師匠の東洋医学研究所 黒野保三先生(2021年7月27日逝去 享年92歳)が出された最後の論文となります。
タイトル「Effects of Acupuncture on Autonomic Nervous Functions during Sleep:Comparison with Non-acupuncture Site Stimulation using a Crossover Design-睡眠中の自律神経機能に対する鍼治療の効果-クロスオーバー試験を用いた非経穴部位との比較-」
内容は、鍼治療が睡眠中、特にノンレム睡眠時の副交感神経活動を亢進させることで、睡眠の質を改善していることを示し、健常人に対する鍼治療による各睡眠段階への自律神経活動の影響を示した初めての論文になります。(詳しくは生体制御学会ホームページで)
生体制御療法で使用する経穴である「黒野式全身調整基本穴」について、海外で初めて「The basic acupuncture points of Kurono method for total body adjustment」として掲載されました。